2005年11月01日

ニンギョウがニンギョウ/西尾維新

ニンギョウがニンギョウ/西尾維新
解説:映画を見に行くことになったのは妹が死んでしまったからだ。私は平素より視覚情報に関しては淡白を貫く主義なので、映画を見るのは実に五年振りのこととなり、妹が死んだのも、矢張り五年振りだった。回数を勘定すれば、共にこれが四回目である。映画を見るのは妹が死んだときだけと決めているのではなく、逆であり、妹が死んだからこそ、映画を見るのだ。そうはいってもしかしこうしょっちゅう死なれては私としても敵わない。日頃大きな口を叩いている友人達に合わせる顔がないというものだ。私には合計で二十三人の妹があるけれど、死ぬのはいつも、十七番目の妹だった。

この作品は西尾さんらしさがもっともよく出た作品じゃないかね。多分、デビューする前はこんな作品ばっか書いてたんでしょうな。読者を考えた作品ではなくて自分が書きたいように書いた作品って言えばいいのかな〜。
それにしても参った。なんていえばいいんだろうな、この作品。
意味不明が、一番当てはまるかな。内容がまったくないので面白いとか面白くないとかいったという表現は間違ってるきがするしなぁ。

この本の一番の問題は1500円という値段じゃないかな。この薄さでこんな値段だと売れないよな・・・。値段が高い理由は凝りに凝った装丁です。箱つきで本がパラフィン紙(?)に包まれていて、印刷されている文字がでこぼこしているし、かすれていたりする。値段は高いですが本好きにはたまらん装丁ではないでしょうかね。ページを触ったときに伝わってくる文字の感触は今の本にはないものなので。

最後に西尾さんは登場人物に名前をつけるのがお嫌いなようです。
posted by 黒猫 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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